ボール置き埸

読書メモと勉強したことのまとめ。

2021-01-01から1年間の記事一覧

種差別的言語をやめよう

0 はじめに 1 種差別的言語の具体例 「動物」 「何か」「それ」 「屠殺(とさつ)する」 「犠牲者や負傷者はいませんでした」 2 英語の非種差別的言語 3 日本語の非種差別的言語 言い換え 避けるべき表現 参考文献 0 はじめに タイトルの「種差別的言語 spec…

非ヒト動物に対するパターナリズムと安楽死(Regan 2004(1983))

3.6 パターナリズムと動物 3.7 安楽死と動物 選好尊重的安楽死 パターナリスティックな安楽死 Regan, T. (2004). The case for animal rights. Univ of California Press. Chapter 3から一部要約 3.6 パターナリズムと動物 〔これまでの章で述べたように〕私…

子どもとは何か? Schapiro (1999)

Schapiro, T. (1999). What is a Child?. Ethics, 109(4), 715-738. https://www.journals.uchicago.edu/doi/pdf/10.1086/233943 大人と子どもの違いに関して2つの直観がある。第一に、子どもの意見は、大人の意見と同じような権威や道徳的意味をもっていな…

語「種差別」を巡って

1 はじめに 2 R・RyderとP・Singerの「種差別」 3 RyderとSinger以後 4 「種差別」をどう定義すべきか? 4.1 記述的定義と評価的定義 4.2 広い定義と狭い定義 4.3 「差別」を含む定義と含まない定義 4.4 「種差別」を定義する 5 まとめ 参考文献 1 はじめに …

語「犬笛」の暴力性

政治に関する話題で、少し前から「犬笛」という単語が使われるようになった。 「犬笛 dog whistle」には二種類の意味がある。Cambridge Dictionalyによれば 犬を訓練するために使用される笛で、人間には聞こえない非常に高い音がする 特定のグループ、特に人…

『差別の倫理学のラウトレッジハンドブック』の「イントロダクション」(Kasper Lippert-Rasmussen)

書誌情報 導入 Introduction 概念的問題 Conceptual issues 差別の不正さ The wrongness of discrimination 被差別者のグループ Groups of discriminatees 差別の現場 Sites of discrimination 差別をなくすことと軽減すること Eliminating and neutralizing…

2020年に読んだ本

全体を通して 読んでよかった本(特によかったのは太字) 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 2020年の読書メーター読んだ本の数:90読んだページ数:27810 (76/day) 読書メーターに年単位のまとめ機能があるとは知らなかったので、どうせ…