ボール置き埸

読書メモと勉強したことのまとめ。

書評

書評:C. Woodard (2019) 『功利主義を真剣に考える(Taking Utilitarianism Seriously)』OUP

忙しい人のために 本書の内容 第一章:導入 第二章:六つの批判 第三章:理由と正しさの関係 第四章:福利(well-being) 第五章:二種類の理由 第六章〜第九章:道徳的権利、正義と平等、正統性と民主主義、徳 第十章:結論 コメント 問題点1:超義務(supe…

書評:和泉悠(2022)『悪い言語哲学入門』筑摩書房

0 はじめに 1 内容 2 結局、悪口とは何だったのか?なぜ悪いのか? 3 細かい点について ※要注意:本記事には否定的な表現やセンシティブな表現が含まれます。 0 はじめに 本記事は、和泉悠(2022)『悪い言語哲学入門』筑摩書房、の書評である。 悪い言語哲…

書評:エリザベス・ブレイク(2019)[久保田裕之監訳]『最小の結婚』白澤社

本書の内容 ブレイクの最小結婚は「最小」なのか? 本記事はエリザベス・ブレイク(2019、原著2012)[久保田裕之監訳]『最小の結婚』白澤社についてのコメント的なものである。以下、断りがなければページ数は翻訳された本書のページ数を表している。 最小…