ボール置き埸

読書メモと勉強したことのまとめ。

動物倫理

動物製品の購入・消費の倫理(Fischer 2021 ch.7 後半)

購入と消費の倫理(The Ethics of Purchasing and Consuming) 功利主義(Utilitarianism) 権利論(The Rights View ) 徳と自己吟味(Virtue and Self-Examination) 本記事は Fischer, Bob. Animal ethics: A contemporary introduction. Routledge, 2021…

種差別的言語をやめよう

0 はじめに 1 種差別的言語の具体例 「動物」 「何か」「それ」 「屠殺(とさつ)する」 「犠牲者や負傷者はいませんでした」 2 英語の非種差別的言語 3 日本語の非種差別的言語 言い換え 避けるべき表現 参考文献 0 はじめに タイトルの「種差別的言語 spec…

非ヒト動物に対するパターナリズムと安楽死(Regan 2004(1983))

3.6 パターナリズムと動物 3.7 安楽死と動物 選好尊重的安楽死 パターナリスティックな安楽死 Regan, T. (2004). The case for animal rights. Univ of California Press. Chapter 3から一部要約 3.6 パターナリズムと動物 〔これまでの章で述べたように〕私…

語「種差別」を巡って

1 はじめに 2 R・RyderとP・Singerの「種差別」 3 RyderとSinger以後 4 「種差別」をどう定義すべきか? 4.1 記述的定義と評価的定義 4.2 広い定義と狭い定義 4.3 「差別」を含む定義と含まない定義 4.4 「種差別」を定義する 5 まとめ 参考文献 1 はじめに …

語「犬笛」の暴力性

政治に関する話題で、少し前から「犬笛」という単語が使われるようになった。 「犬笛 dog whistle」には二種類の意味がある。Cambridge Dictionalyによれば 犬を訓練するために使用される笛で、人間には聞こえない非常に高い音がする 特定のグループ、特に人…

動物園の倫理的是非(ドゥグラツィア『動物の権利』より)

以下は デヴィッド・ドゥグラツィア著、戸田清訳(2003)『動物の権利』, 岩波書店 の「6 ペットと動物園」(pp.119-142)の、動物園についてのまとめです。 動物の権利 (〈1冊でわかる〉シリーズ) 作者:デヴィッド・ドゥグラツィア 岩波書店 Amazon 引用の下線…

青木人志(2010)「アニマル・ライツ」の読書メモ

本記事は 青木人志, 「アニマル・ライツー人間中心主義の克服?」, 愛敬浩二ら編(2010), 『人権の主体』, pp.238-256, 法律文化社 人権の主体 (講座 人権論の再定位) 作者: 愛敬浩二 出版社/メーカー: 法律文化社 発売日: 2010/11 メディア: 単行本 クリック…

ヴィーガニズムと動物倫理

0 はじめに 1 ヴィーガニズムの根拠 2 反種差別の帰結 3 よくある批判 3.1 植物の命はいいのか? 3.2 今まで動物実験をさんざんしてきて発展してきたのだから、そのような犠牲の上に成り立っている社会から出ていくべきである 3.3 ヴィーガンは私たちに菜食…

シェリー・ケーガンの種差別批判批判とシンガーのリプライ論文の要約

What’s Wrong with Speciesism?(種差別の何が悪いのか) by S. Kegan 1. Singer’s Attack on Speciesism(シンガーの種差別への攻撃) 1.1. 1.2. 1.3. 1.4. 1.5. 1.6. 1.7. 2. What Do We Believe?(私たちは何を信じているのか) 2.1. 2.2. 2.3. 2.4. 3. Evaluat…